KYOTO JOURNALという季刊誌をご存知ですか。
洗練された記事とアート性の高さが人気の、日本で一番長く続く英字誌です。1987年に京都で創刊されて以降、京都在住の外国人が中心となり、才能溢れるライターやアーティストたちが完全にボランティアで制作していて、京都に留まらず日本やアジア地域の生活、文化、社会をあらゆる視点から捉えるKYOTO JOURNALは、日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献した功績をたたえられ「文化庁長官表彰」を受賞したほか、国際的な出版機関向けの賞を受賞するなど高く評価されています。
日本国内では、洋書を扱う大型書店での取り扱いがほとんどで、また読者も日本在住の外国人が中心とのことですが、より新しい層の人たちに知ってほしいということで当店での取り扱いをご相談いただき、この場所へKYOTO JOUNARLがやってきました。店頭では年末の閉店まで残りわずかな期間となってしまうのはとても心苦しいのですが、少しでも多くの方にこの素晴らしい雑誌のことを知っていただけたらと思っております。
7年前にこの場所に店舗をオープンしてから、海外の雑誌の取り扱いを直接打診いただくことがよくありました。大体がインディペンデントで制作され、細部までこだわって丁寧に作っている素晴らしい雑誌ばかり、そしてUGUISUが日本初上陸となることがほとんどでした。本当だったら、もっと都内でより多くの方の目に触れるようなお店で紹介いただいた方が良いだろうに、と悩ましくも思いつつ、それでもせっかく見つけていただいたわけですし、少しでもこの場所から広がっていくようお手伝いができたらと考えていたのでした。
そんな風にありがたくお取り扱いにつながったご縁は、海外の雑誌以外にもありましたが、少しでもお役に立てたのであればよかったなと思います。お取り扱いさせていただいた経緯がどのようなものであっても、結果がどのようなものであっても、その商品や作品一つ一つがこの店の空間を彩りここを訪れてくださる方々を楽しませてくれたことが、UGUISUにとって宝物だったことには間違いありません。
あ、UGUISUで見たな、と今後別の場所でお見かけするものがあれば、ぜひ一歩足を止めてご覧ください。どれも素敵なものですよ^^
UGUiSU the little shoppe(ウグイス・ザ・リトルショップ)
東京都港区麻布台3−3−23
和朗フラット四号館7号室
2019年12月28日の最終営業日まで、毎週金・土・日の午後のみ開店。
金土は12時〜7時、日曜は12時〜5時が営業時間です。